お知らせ

【2021年9月発表】 電子記録債権(でんさい)の発生記録請求・利用者数の推移

でんさいネットより令和3年8月の電子記録債権(でんさい)の請求等取扱高などが発表されました。発表されたデータを基に分析を行いましたのでご報告します。(令和3年9月16日発表分)

でんさいの発生記録請求件数392,692件(前年比33.04%増)
でんさいの発生記録請求金額は2,325,414百万円(同33.54%増)
月末残高は8,715,677百万円(同28.53%増)となりました。
でんさい発生件数、金額、流動化割合、前月比の推移は下記グラフをご覧ください。

このデータやグラフによると、発生記録金額や件数、月末残高金額は前年比で増加しています。令和2年11月よりでんさいのは発生記録請求金額が前年比で継続して増加し、特にここ3ヶ月は30%以上の増加となっており、月末残高も増加しています。
利用者登録数(赤線の棒グラフ)は前年比101.15%でほぼ横ばい状態だった状況から微増と変化してきているようです。
令和3年7月で比べると、手形交換高は対前年比14.93%減で8兆6,237億円、でんさいの発生記録請求金額は同30.07%増で2兆2,687億円。まだ手形の交換高が約3.8倍の規模ですが、その差は縮小傾向です。

また、発生したでんさいのうち分割されたり譲渡された件数の割合と金額の割合は
流動化割合(件数)19.69% ※1
流動化割合(金額)21.05% ※2
となり、流動化割合は、横ばい状況となっています。
※1流動化割合(件数)=【(譲渡記録請求件数+分割記録請求件数)÷発生記録件数】(%)
※2流動化割合(金額)=【(譲渡記録請求金額+分割記録請求金額)÷発生記録金額】(%)