用語集

手形要件とは?

手形が効力を持つための必要記載事項。
為替手形の手形要件は、1.為替手形の文字、2.一定金額を支払うという単純なる委託、3.支払人(金融機関)の名称、4.満期の表示、5.支払地(金融機関所在地)、6.支払いを受ける者の名称、7.手形振出日および振出地の表示、8.手形振出人の記名捺印または署名の8項目(手形法1条)。
約束手形の手形要件は、1.約束手形の文字、2.一定金額を支払うという単純なる約束、3.満期の表示、4.支払地の表示、5.支払いを受ける者(受取人)の名称、6.手形振出日、振出地、7.手形振出人の記名捺印または署名(手形法75条)の7項目。
手形要件の記載を欠いている手形は、1.満期の記載のないもの「一覧払い」のものとみなす、2.振出地は特別の表示がない限り、これを支払地にしてかつ、振出人の住所地であるとみなす、3.振出地の記載のない手形(為替手形、約束手形)は、振出人の名称に附記した地において振り出したものとみなす、の3項目を除き、効力を有しない(手形法76条)。
なお、手形要件の記載が未完成の手形のことを「白地手形」というが、未完成で振り出した手形に、当初の約束と異なる内容の補充をされた場合でも、所持人が悪意、または重大なる過失で手形を取得した場合以外は、振出人は所持人に対抗できない。