用語集

中小企業金融円滑化法(モラトリアム法)とは?

昨年末に国会を通過し、「中小企業金融円滑化法」という名前で2009年12月4日に施行されました。
この法案は、2008年秋の金融危機以降、資金繰りが厳しくなった中小企業や、ボーナスの大幅ダウンで
住宅ローンの返済が難しくなった個人を守り、「安心」を提供するのが目的で施行されました。
元本の返済猶予だけでなく、返済期間の延長や借り換えなど、負担軽減につながるすべての措置が
対象となっており、法施行前に比べて申込み件数は大幅に増加しました。
当初は中小企業に対する貸付金を「元金・利息とも3年間の一律返済猶予」させるのが目的でしたが、
銀行による「努力規定」となり、法的制約も課されない「努力目標」に決着しました。
「中小企業金融円滑化法」では、以下の3本柱から成り立っています。
1.金融機関に対し中小企業向け融資の返済条件変更や借り換えへ努力を求める。
2.借り手が破綻した場合、銀行の貸し倒れの40%を公的に保証する。
3.実施状況を金融庁に報告させ、その結果を公表する。
円滑化法は2011年3月までの時限立法のため、現在は延期するか検討されている。

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