愛知の金融経済概況、2018年5月発表概要
日本銀行、名古屋支店の発表によると東海3県の景気は、拡大している。
最終需要の動向をみると、輸出は増加している。設備投資は企業規模の広がりを伴
って増加を続けている。個人消費は緩やかに回復している。住宅投資は弱含んでいる。
この間、公共投資は高めの水準で推移している。
こうした中で、生産は増加基調にある。また、雇用・所得情勢をみると、労働需給
が引き締まっているほか、雇用者所得は改善を続けている。この間、消費者物価(除
く生鮮食品)の前年比は0%台後半となっている。
先行きについては、海外経済を巡る不確実性や為替・金融資本市場の動向が企業・
家計のマインドや支出行動に及ぼす影響、各種政策の効果等を注視していく必要があ
る。
金融面をみると、東海3県の金融機関(国内銀行+信金)の貸出は、前年比伸び率
が+1%台となっている。また、預金は、個人預金、法人預金ともに増加しており、
前年比伸び率が+2%台となっている。