長崎の金融経済概況、2018年7月発表概要
日本銀行、長崎支店の発表によると長崎県の景気は、緩やかな回復を続けている。
最終需要面をみると、個人消費は、天候不順の影響による振れはみられるものの、
総じてみれば底堅く推移している。観光関連は、各施設の集客努力の奏功や外国人
観光客の増加などから、基調として堅調に推移している。住宅投資はこのところ横
ばい圏内の動きとなっている。公共投資は高水準横ばい圏内の動きとなっている。
設備投資は増加しつつある。
生産は持ち直しの動きが続いている。また、雇用・所得環境をみると、労働需給
は引き締まっており、人手不足感の強い状態が続いている一方、雇用者所得はやや
弱含んでいる。消費者物価の前年比は+1%台後半となっている。
6月短観における業況判断 D.I.(全産業)は、前回調査に比べて「良い超」幅が
幾分拡大した(3月短観:14→6月短観:16)。
この間、中小企業の景況感は弱い動きとなっている。